ペン回しがどんな形で生まれたのは定かではありませんが、日本では1970年代後半には学生の間でペン回しをする層が存在したとされています。ペン回しは学校や塾といった学生同士のコミュニティの中で拡がり、また1980年代にテレビや雑誌などで取り上げられたことから日本各地に伝播していきました。
インターネットが普及し始めた1990年代末、ペン回しを扱ったウェブサイト「私のペン回しの歴史」が立ち上げられます。このサイトではそれまでのペン回しの技を独自の技名で紹介するほか、掲示板などを通してペン回し愛好者同士の交流を深める活動が行われました。これによって、小さなコミュニティの中だけで楽しまれていた技たちが一ヶ所に集約されていき、また新たな技が生まれていきました。
「私のペン回しの歴史」の登場後、愛好者たちによって複数のウェブサイトが立ち上げられ、新たな技の考案や技の完成度が競われていきました。技の動きや名前にバリエーションが増えていく中、命名法則の基礎も形作られていき、ペン回しは静かなブームとなりました。
技が出尽くしたペン回しは一旦、停滞の時期を迎えます。一方、国外のコミュニティでは、複数の技を滑らかに回すフリースタイルと呼ばれる遊び方が楽しまれていました。日本では、2004年2月に立ち上げられたウェブサイト「ペン回し資料室」で紹介されたことから、フリースタイルは徐々に浸透していきました。
それと同時期に、韓国のペン回しコミュニティであるPenDolSaのメンバーによる動画が話題となります。日本のペンスピナーにとって、音楽をバックに何人ものペンスピナーがフリースタイルを行うこの動画は大きな衝撃でした。2005年3月に、日本人初参加となるプロモーションビデオ「the Asia Pen Spinning Presentation」などが公開されたことから、日本でも数多くのプロモーションビデオが作られるようになりました。そして同年12月には日本人ペンスピナー11名による最大級のプロモーションビデオ「JapEn」が公開されます。
現在、ペン回しはオンラインでの大会なども世界規模で行われており、非常にグローバルな盛り上がりを見せています。必要なのはペンだけ。あなたもペン回しをして世界中に友達を作ってみませんか。
ペン回しは楽しい遊びです。ですが、時と場所によっては周囲の人々に迷惑をかけてしまうこともあります。ペンを回すあなたに対するイメージが悪くなってしまわないように、次のことを心がけてください。